多彩な学び、児童に指導 八幡浜 川之石高生が開放講座
川之石高校の生徒と地域の児童が体験学習で交流する開放講座「川高ヒマラヤいきいきスクール」が24日、愛媛県八幡浜市保内町川之石の川之石高校で始まった。2017年1月まで計5回の連続講座で、福祉用具体験やクリスマスケーキ作り、書道などに取り組む。
スクールは、さまざまな体験を通じて総合学科制を敷く川之石高ならではの多彩な学習内容をアピールしようと、初めて企画。講座の名称は、学校のシンボルツリーで樹齢100年を超えるヒマラヤスギを基にした。保内・日土地区の小学校4校の2年生のうち希望した26人が受講する。
初回は、農業クラブの3年生ら10人に教わりながら、水耕栽培で観葉植物を育てる「ハイドロカルチャー」に挑戦。土の代わりに使う粘土を高温で焼いて作った発泡煉石をお気に入りの容器に敷き、テーブルヤシやヘデラなどを植えて思い思いのミニ観葉植物を完成させた。
宮内小2年の女子児童(8)は「小さい器に植物を根ごと入れるのが難しかったけど、とても楽しかった。うまくできたので部屋に飾りたい」と話していた。